腰痛とメンタルの関係

こんにちは、ほまれ整体院です。
今回は、前回の腰をもんでも腰痛が治らない理由の続きになります。
前回は、腰痛の原因がストレスにあるというお話を最後の方でしていきました。そこで、なぜストレスが腰痛の原因になるのかそのシステムについて解説していきます。
ストレスによる自律神経
人はストレスを感じるとどのような体の反応を引き起こすのでしょうか?
まず、ストレスを受けると心拍数が上昇したり、血圧も上昇したりするのですが、それは、ストレスが自律神経中枢を刺激することにより起こります。
ストレスによって、自律神経の交感神経が興奮し大量のアドレナリンとノルアドレナリンが分泌され血圧、心拍数の上昇だけではなく強力な血管収縮作用も働きます。
そのストレスによる自律神経への刺激が慢性化してくるとアドレナリンとノルアドレナリンの分泌が続き、血管収縮による血流不足が起き、筋肉の酸素欠乏が起こります。
筋肉に酸欠が起こると?
血流不足により酸素欠乏状態になった筋肉は老廃物が蓄積されていきます。その老廃物は主に乳酸という疲労物質ですが、血流量が少なくなった筋肉では発痛物質として蓄積され筋肉痛を引き起こします。
また、筋肉より繊細にできている神経が酸欠状態になると、特に上腕神経叢や坐骨神経のような末梢神経に様々な知覚異常や筋力低下をきたすことがあります。
ちょっと難しい説明になってしましましたが、簡単に説明すると、筋肉をしっかり機能させるためには酸素が必要で、ストレスにより酸素が運ばれづらくなり、さらに老廃物まで溜まってきて筋肉がちゃんと使えなくなって痛みが出るというような感じです。神経に関しても同じですね。
改善するには?
では、その状態を改善するにはどうしたら良いのでしょうか?
上記に書いていったように筋肉の機能低下は酸欠によって起こっています。ですから、酸素を筋肉に供給出来る状態を作るという事が必要不可欠です。
筋肉へ酸素を供給するためには血流を良くする必要がありますし、血流を良くしていくためには適度な運動や物理的に筋肉を緩めていく必要もあります。
ですが、それは対処しているだけに過ぎないということを思い出して下さい。
そもそも、痛みが発生してしまっている根本的な原因はストレスにあります。そのストレスを無視し、ただ筋肉の酸欠状態を取り除いても一定期間楽になるだけで、またストレスを溜め込んでしまえば元の状態に戻ってしまします。
でも、ストレスを減らすなんてそんなの無理!と思う方もいるかもしれませんが、ほまれ整体院ではそこの部分のサポートもしっかりさせていただいてます。